設計製図で合格する人の特徴
私は高校が普通科で大学が建築学科でした。
なので大学へ行ってから本格的に設計製図の勉強をはじめました。
そこで思い知らされたことがあります。
設計製図で抜群にレベルの高い人たちがいるということを・・・
どんな人たちだと思いますか?
それは、工業高校出身の人たちです。
1年のときから、めちゃめちゃ図面がうまいんですね。
ペンの持ち方、姿勢、線の引き方など全てが違います。
線の鋭さとか、線の強弱とか、図面のきれいさ、完成度の高さ、どれをとっても抜群に目立ってました。
なので私は設計製図の課題が出ると、いろいろと工業高校出身の人たちにアドバイスをもらいました。
技術を身につける「要領」はいつも同じです。
マスターするまでは、できる人のまねをすることです。
基本的なことを、わざわざ自力で見つけなくても良いのです。
知らないということは、単純な基本的なことさえ知らないので何でも教えてもらうことです。
何も知らないところから学ぶのはおもしろいものですが、マスターするまでには時間がかかります。
ある程度の製図の技術が身につくまでは、過去問題さえやることができません。
私は時間がもったいなかったので、できる人から直接教わることにしたんですね。
結果的にできるようになっていれば良いのですから。
技術は、人から教わるものであって、新たに発明するのではありません。
自分だけのオリジナルと思っても、それは既に誰かがやっていることかもしれないからです。
試験で合格するには最低限の技術レベルを超えていなければなりません。
そして、試験では図面を完成させないと不合格です。
技術は貪欲に吸収して、自分のものになるまで何度も反復してトレーニングすることです。
できる人が、どのようにして点数を稼いでいるのか?
どのように短時間で図面を仕上げているのか?
短期間で合格ラインを超えるレベルに到達していることが求められる世界です。
できる人が何をしているのかをじっくりと見てください。