一つのことで大きな成果を上げるには楽しいばかりではありません。
苦しいことも含めて楽しめるかどうかです。
苦しくて険しい、または退屈なことをし続けないと大きな成果を得ることはできません。
その苦しくて険しい退屈なことというのは「製図の基礎トレーニング」です。
基礎的なことって、すぐに成果に結びついてない気がして、それにうまくできなくてめんどうです。
しかし、基礎ができていないと伸びるものも伸びません。
ゴルフで素振りをするのと同じです。
建築士なら、線を引くことでしょう。
線が1本1本上手に描けると楽しいです。
その延長線上に図面があります。
基礎がなければ建物が建たないのと同じことです。
その基礎というのは、辛くて退屈なものです。
ですが、その退屈な基礎を嫌々かもしれませんが、継続してトレーニングしていると大きな成果を残すことになります。
後で作図のスピードが上がることにもつながるでしょう。
基礎は、辛いものと決めつけずに将来につながる一歩になると信じて取り組んでみましょう。
基礎トレーニングは、個人差があるので何ともいえませんが、あるとき霧が晴れたように伸びる時期がやって来ます。
それまで我慢強く基礎トレーニングを続けていると伸びるときがあります。
その境目が合否の分かれ目と言っても過言ではありません。
一級建築士試験の勉強で嫌だと感じて辞めてしまうなら一級建築士には向いていないかもしれません。
苦手なこと嫌いなことを強制的にやる義務もありません。
向いてないなら辞めても良いと思います。
おもしろいな!と思える瞬間が少しでもあるなら、とにかくやり続けてみましょう!
きっと人生を大きく変えてしまうような変化が訪れることでしょう。